アイヌ語聖書 ジョン・バチェラー訳 新約聖書(1897年)・詩編・ヨナ書
Yoannes John ヨハネ傳福音書

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その後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。

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エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。

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この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。

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さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。

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イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。

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病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」

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イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」

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すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。その日は安息日であった。

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そこで、ユダヤ人たちは病気をいやしていただいた人に言った。「今日は安息日だ。だから床を担ぐことは、律法で許されていない。」

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しかし、その人は、「わたしをいやしてくださった方が、『床を担いで歩きなさい』と言われたのです」と答えた。

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彼らは、「お前に『床を担いで歩きなさい』と言ったのはだれだ」と尋ねた。

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しかし、病気をいやしていただいた人は、それがだれであるか知らなかった。イエスは、群衆がそこにいる間に、立ち去られたからである。

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その後、イエスは、神殿の境内でこの人に出会って言われた。「あなたは良くなったのだ。もう、罪を犯してはいけない。さもないと、もっと悪いことが起こるかもしれない。」

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この人は立ち去って、自分をいやしたのはイエスだと、ユダヤ人たちに知らせた。

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そのために、ユダヤ人たちはイエスを迫害し始めた。イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。

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イエスはお答えになった。「わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ。」

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このために、ユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとねらうようになった。イエスが安息日を破るだけでなく、神を御自分の父と呼んで、御自身を神と等しい者とされたからである。

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そこで、イエスは彼らに言われた。「はっきり言っておく。子は、父のなさることを見なければ、自分からは何事もできない。父がなさることはなんでも、子もそのとおりにする。

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父は子を愛して、御自分のなさることをすべて子に示されるからである。また、これらのことよりも大きな業を子にお示しになって、あなたたちが驚くことになる。

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すなわち、父が死者を復活させて命をお与えになるように、子も、与えたいと思う者に命を与える。

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また、父はだれをも裁かず、裁きは一切子に任せておられる。

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すべての人が、父を敬うように、子をも敬うようになるためである。子を敬わない者は、子をお遣わしになった父をも敬わない。

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はっきり言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをお遣わしになった方を信じる者は、永遠の命を得、また、裁かれることなく、死から命へと移っている。

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はっきり言っておく。死んだ者が神の子の声を聞く時が来る。今やその時である。その声を聞いた者は生きる。

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父は、御自身の内に命を持っておられるように、子にも自分の内に命を持つようにしてくださったからである。

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また、裁きを行う権能を子にお与えになった。子は人の子だからである。

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驚いてはならない。時が来ると、墓の中にいる者は皆、人の子の声を聞き、

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善を行った者は復活して命を受けるために、悪を行った者は復活して裁きを受けるために出て来るのだ。

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わたしは自分では何もできない。ただ、父から聞くままに裁く。わたしの裁きは正しい。わたしは自分の意志ではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行おうとするからである。」

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「もし、わたしが自分自身について証しをするなら、その証しは真実ではない。

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わたしについて証しをなさる方は別におられる。そして、その方がわたしについてなさる証しは真実であることを、わたしは知っている。

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あなたたちはヨハネのもとへ人を送ったが、彼は真理について証しをした。

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わたしは、人間による証しは受けない。しかし、あなたたちが救われるために、これらのことを言っておく。

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ヨハネは、燃えて輝くともし火であった。あなたたちは、しばらくの間その光のもとで喜び楽しもうとした。

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しかし、わたしにはヨハネの証しにまさる証しがある。父がわたしに成し遂げるようにお与えになった業、つまり、わたしが行っている業そのものが、父がわたしをお遣わしになったことを証ししている。

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また、わたしをお遣わしになった父が、わたしについて証しをしてくださる。あなたたちは、まだ父のお声を聞いたこともなければ、お姿を見たこともない。

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また、あなたたちは、自分の内に父のお言葉をとどめていない。父がお遣わしになった者を、あなたたちは信じないからである。

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あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。

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それなのに、あなたたちは、命を得るためにわたしのところへ来ようとしない。

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わたしは、人からの誉れは受けない。

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しかし、あなたたちの内には神への愛がないことを、わたしは知っている。

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わたしは父の名によって来たのに、あなたたちはわたしを受け入れない。もし、ほかの人が自分の名によって来れば、あなたたちは受け入れる。

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互いに相手からの誉れは受けるのに、唯一の神からの誉れは求めようとしないあなたたちには、どうして信じることができようか。

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わたしが父にあなたたちを訴えるなどと、考えてはならない。あなたたちを訴えるのは、あなたたちが頼りにしているモーセなのだ。

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あなたたちは、モーセを信じたのであれば、わたしをも信じたはずだ。モーセは、わたしについて書いているからである。 しかし、モーセの書いたことを信じないのであれば、どうしてわたしが語ることを信じることができようか。」

バチェラー訳 1897年 · 原文:パブリックドメイン · 編集層: CC BY 4.0 · 画像:Internet Archive bible.aynu.org