アイヌ語聖書 ジョン・バチェラー訳 新約聖書(1897年)・詩編・ヨナ書
Yona Jonah ヨナ書

1 Ik.

1

:—

:—

主の言葉がアミタイの子ヨナに臨んだ。

2

; , .

; , .

「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」

3

, ; , : , .

, ; , : , .

しかしヨナは主から逃れようとして出発し、タルシシュに向かった。ヤッファに下ると、折よくタルシシュ行きの船が見つかったので、船賃を払って乗り込み、人々に紛れ込んで主から逃れようと、タルシシュに向かった。

4

, , , , .

, , , , .

主は大風を海に向かって放たれたので、海は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった。

5

, ; . .

, ; . .

船乗りたちは恐怖に陥り、それぞれ自分の神に助けを求めて叫びをあげ、積み荷を海に投げ捨て、船を少しでも軽くしようとした。しかし、ヨナは船底に降りて横になり、ぐっすりと寝込んでいた。

6

, :— ? , .

, :— ? , .

船長はヨナのところに来て言った。「寝ているとは何事か。さあ、起きてあなたの神を呼べ。神が気づいて助けてくれるかもしれない。」

7

, :— , , . , , .

, :— , , . , , .

さて、人々は互いに言った。「さあ、くじを引こう。誰のせいで、我々にこの災難がふりかかったのか、はっきりさせよう。」そこで、くじを引くとヨナに当たった。

8

, ;— ? ? ? ? ? , .

, ;— ? ? ? ? ? , .

人々は彼に詰め寄って、「さあ、話してくれ。この災難が我々にふりかかったのは、誰のせいか。あなたは何の仕事で行くのか。どこから来たのか。国はどこで、どの民族の出身なのか」と言った。

9

, :— ; , .

, :— ; , .

ヨナは彼らに言った。「わたしはヘブライ人だ。海と陸とを創造された天の神、主を畏れる者だ。」

10

:— ? . , ʼ .

:— ? . , .

人々は非常に恐れ、ヨナに言った。「なんという事をしたのだ。」人々はヨナが、主の前から逃げて来たことを知った。彼が白状したからである。

11

, :— ? ; , .

, :— ? ; , .

彼らはヨナに言った。「あなたをどうしたら、海が静まるのだろうか。」海は荒れる一方だった。

12

:— , , ; , , .

:— , , ; , , .

ヨナは彼らに言った。「わたしの手足を捕らえて海にほうり込むがよい。そうすれば、海は穏やかになる。わたしのせいで、この大嵐があなたたちを見舞ったことは、わたしが知っている。」

13

, , .

, , .

乗組員は船を漕いで陸に戻そうとしたが、できなかった。海がますます荒れて、襲いかかってきたからである。

14

:— , , , , , , , .

:— , , , , , , , .

ついに、彼らは主に向かって叫んだ。「ああ、主よ、この男の命のゆえに、滅ぼさないでください。無実の者を殺したといって責めないでください。主よ、すべてはあなたの御心のままなのですから。」

15

, , , .

, , , .

彼らがヨナの手足を捕らえて海へほうり込むと、荒れ狂っていた海は静まった。

16

, , , , . , ; , .

, , , , . , ; , .

人々は大いに主を畏れ、いけにえをささげ、誓いを立てた。

2 Ik.

1

, :—

, :—

さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。

2

, ; , .

, ; , .

ヨナは魚の腹の中から自分の神、主に祈りをささげて、

3

, , ; .

, , ; .

言った。苦難の中で、わたしが叫ぶと主は答えてくださった。陰府の底から、助けを求めるとわたしの声を聞いてくださった。

4

, :— ; , .

, :— ; , .

あなたは、わたしを深い海に投げ込まれた。潮の流れがわたしを巻き込み波また波がわたしの上を越えて行く。

5

, ; ; .

, ; ; .

わたしは思ったあなたの御前から追放されたのだと。生きて再び聖なる神殿を見ることがあろうかと。

6

; : , , .

; : , , .

大水がわたしを襲って喉に達する。深淵に呑み込まれ、水草が頭に絡みつく。

7

, ; .

, ; .

わたしは山々の基まで、地の底まで沈み地はわたしの上に永久に扉を閉ざす。しかし、わが神、主よあなたは命を滅びの穴から引き上げてくださった。

8

, .

, .

息絶えようとするときわたしは主の御名を唱えた。わたしの祈りがあなたに届き聖なる神殿に達した。

9

, ; , .

, ; , .

偽りの神々に従う者たちが忠節を捨て去ろうとも

10

, .

, .

わたしは感謝の声をあげいけにえをささげて、誓ったことを果たそう。救いは、主にこそある。 主が命じられると、魚はヨナを陸地に吐き出した。

3 Ik.

1

, :—

, :—

主の言葉が再びヨナに臨んだ。

2

, .

, .

「さあ、大いなる都ニネベに行って、わたしがお前に語る言葉を告げよ。」

3

. , .

. , .

ヨナは主の命令どおり、直ちにニネベに行った。ニネベは非常に大きな都で、一回りするのに三日かかった。

4

, , :— , .

, , :— , .

ヨナはまず都に入り、一日分の距離を歩きながら叫び、そして言った。「あと四十日すれば、ニネベの都は滅びる。」

5

; , .

; , .

すると、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者も低い者も身に粗布をまとった。

6

, , , , .

, , , , .

このことがニネベの王に伝えられると、王は王座から立ち上がって王衣を脱ぎ捨て、粗布をまとって灰の上に座し、

7

, :— , :

, :— , :

王と大臣たちの名によって布告を出し、ニネベに断食を命じた。「人も家畜も、牛、羊に至るまで、何一つ食物を口にしてはならない。食べることも、水を飲むことも禁ずる。

8

, : .

, : .

人も家畜も粗布をまとい、ひたすら神に祈願せよ。おのおの悪の道を離れ、その手から不法を捨てよ。

9

? .

? .

そうすれば神が思い直されて激しい怒りを静め、我々は滅びを免れるかもしれない。」

10

: .

: .

神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことを御覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた。

4 Ik.

1

, .

, .

ヨナにとって、このことは大いに不満であり、彼は怒った。

2

, :— , , ? , , , .

, :— , , ? , , , .

彼は、主に訴えた。「ああ、主よ、わたしがまだ国にいましたとき、言ったとおりではありませんか。だから、わたしは先にタルシシュに向かって逃げたのです。わたしには、こうなることが分かっていました。あなたは、恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方です。

3

, , , , , , .

, , , , , , .

主よどうか今、わたしの命を取ってください。生きているよりも死ぬ方がましです。」

4

, :— ? .

, :— ? .

主は言われた。「お前は怒るが、それは正しいことか。」

5

, , , .

, , , .

そこで、ヨナは都を出て東の方に座り込んだ。そして、そこに小屋を建て、日射しを避けてその中に座り、都に何が起こるかを見届けようとした。

6

.

.

すると、主なる神は彼の苦痛を救うため、とうごまの木に命じて芽を出させられた。とうごまの木は伸びてヨナよりも丈が高くなり、頭の上に陰をつくったので、ヨナの不満は消え、このとうごまの木を大いに喜んだ。

7

. , , .

. , , .

ところが翌日の明け方、神は虫に命じて木に登らせ、とうごまの木を食い荒らさせられたので木は枯れてしまった。

8

, : , , , :— .

, : , , , :— .

日が昇ると、神は今度は焼けつくような東風に吹きつけるよう命じられた。太陽もヨナの頭上に照りつけたので、ヨナはぐったりとなり、死ぬことを願って言った。「生きているよりも、死ぬ方がましです。」

9

:— ? . , , .

:— ? . , , .

神はヨナに言われた。「お前はとうごまの木のことで怒るが、それは正しいことか。」彼は言った。「もちろんです。怒りのあまり死にたいくらいです。」

10

:— , , ,

:— , , ,

すると、主はこう言われた。「お前は、自分で労することも育てることもなく、一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまの木さえ惜しんでいる。

11

, ? .

, ? .

それならば、どうしてわたしが、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、十二万人以上の右も左もわきまえぬ人間と、無数の家畜がいるのだから。」

バチェラー訳 1897年 · 原文:パブリックドメイン · 編集層: CC BY 4.0 · 画像:Internet Archive bible.aynu.org